事業内容

防災

大雨による土砂災害、地盤沈下、液状化問題の対策として、地下水上昇量をシミュレーションやモニタリングでいち早く把握することが重要です。適切な地下水管理を行うことで被害をおさえることができます。

土砂災害

近年、大雨による土砂崩れが多発しています。これは大雨により地下水位が上昇し、地下水を含む地層が重くなることで、地盤が耐えられなくなり土砂崩れが発生します。特に深層崩壊の場合は、山地および丘陵地の斜面の一部が表土層と深層基盤を含んで崩壊するため被害が大きくなります。

地盤沈下

地盤運動による自然沈下のほか、地下水の過剰揚水による地層の収縮から起こるものがあります。これにより、地上や地下の建物が傾いたり、ガス管、水道管等が壊れる被害があります。

液状化問題

地震の際、地下水面より下の土が揺すられることにより、水と土が一体となって液体状になります。これにより比重の重い構造物は沈み込み、地中の比重の小さい構造物(下水道管等)は浮き上がったりします。

環境

土地再利用時の汚染評価や、自然由来重金属等による土壌汚染・地下水汚染の対策におけるリスク評価が十分でなければ、後々重大なトラブルを引き起こす可能性があります。サイト概念モデルを構築し、飲用井戸等でのリスク評価を行い汚染による影響を把握することが重要です。

地下水汚染

盛土材料として再利用されたずりから溶出した自然由来重金属や、投棄された有害産業廃棄物(重廃棄物、農薬、放射性物質、油、重金属、有機化合物)等が帯水層にたどり着き、離れた場所の環境や飲料水が汚染されます。

エネルギー

「エネルギー基本計画」(2010年6月)で再生可能エネルギーとして地中熱ヒートポンプシステムの利用促進を図ることが謳われています。地下水利用ヒートポンプは高効率で省エネルギーに貢献します。しかし、取水による井戸枯れや周辺環境への影響を把握することや、還元井戸から揚水井戸への熱干渉等を考慮した設置効果の判断を導入時点で行うことが重要です。

地下水利用ヒートポンプ

地下水の温度は季節や外気温に左右されることが少なく年間を通して15℃前後で安定しており、また外気より熱効率が高いため、一年中安定して高いエネルギー効率が得られます。
また、排熱を地下水に逃がすためヒートアイランド現象の抑制につながります。